対人関係で悩んでいる人は多いです。
人にどう思われているのか。
自分のことを嫌ってるんじゃないか。
自分がへんなことをしたんじゃないか。
これを言うと、へんに思われるんじゃないか。
実際には、相手は何も思っていないことが多いです。
人といると、何か落ち着かない、不安になる。
人に何か言われるのが恐い。
このように感じてしまう原因は、幼少期からの経験に遡ることが多いです。
一つは、周りからはみ出るようなことをしたり言ったりして、注意されたり怒られたりすることが多かったことが考えられます。
もう一つは、家族の叱責や暴力、イジメ、両親の不和や情緒不安定などによって、恐怖や不安にさらされたことが考えられます。
子どもは、安心できる幼少期を過ごすことによって、人といて安心できるよになります。
人を信頼できるようになります。
不安にさらされ続けた子どもは、安心感や信頼感を持てません。
大人になって、人に接する時に、安心して自分を出すことができません。
安心感が乏しいと、自分を取り繕うようになります。
人の顔色をうかがうようになります。
ありのままの自分でいることができません。

幼少期の安心感は、穏やかな海に漂う小舟に例えられます。
安心感の乏しい子どもは、荒れる波で激しく揺れる小舟のようです。
小舟は自分自身、海は親をはじめとする環境。
子どもに少しでも安心できる環境を作ってあげたいですね。
もちろん、子どもが問題をかかえていると、親も不安定になって、イライラしたり、不安が大きくなって、子どもを怒ったりしやすくなります。
小舟自体が不安定なのです。
そのときこそ、海は穏やかであってほしいです。