「自己肯定感」への誤解

自己肯定感という言葉から、どんなことをイメージしますか?

「自分にすぐれた能力や性格がある」と思っている人がけっこういます。

これだと、何か「できる」と思えるものを持たないと、自己肯定感を高められません。

ブラジルのアマゾン奥地で出会った人たちは、小学校しか出ていなかったり、文字もよく読めなかったりするのですが、堂々としていました。

大学まで行っても「自分は何もできない」という思いに悩まされていた僕には驚きでした。

弱さや未熟さも受けとめ、いろんな人の助けを借りながら、何とかやっていける。

自分をそのまま受け入れられる。

「自分はこれでいいんだ」と思える感覚。

これが自己肯定感だと思います。

何も特別なものを身に付ける必要はないんですね。