カウンセリングの仕事をしていて、人の話を聞くことの意味や奥深さを、日々発見しています。
先日、「心が通う話の聞き方を学びませんか」という講座を開催しました。
講座の最後に、参加者に気付いたことを書いてもらいました。
「聞くのは相手の心を知る近道」
「心の中を白紙にする、無心になる」
「相手の気持ちをありのまま感じる、色メガネで見ない」
「黙る。相手の気持ちを引き出して、理解する」
「聞いてもらったと感じ、安心する」
「聞いてほしいと思っている人と、相手を理解したいと思う人との共同作業」
という感想がありました。
子どもが問題を抱えているとき、親は不安になって、つい解決方法を示したくなります。
子どもが、どうしたらいいかと聞いてきたときに、こんな方法があるよと伝えるのは役に立つでしょう。
でも、子どもが聞いてもいないのに、親が先回りしてアドバイスすることがよくあります。
この場合、親の心配や不安、焦りばかりが伝わり、かえって問題解決から遠ざかります。
子どもは、不満や疑問、寂しさ、悲しさ、不安などいろんな気持ちを抱え、それを訴えます。
親がその気持ちを受け止めてあげると、子どもは「こう感じてもいいんだ」と安心します。
すぐに意見やアドバイスされると、否定されたように感じるのです。
問題が大きければ大きいほど、親は「何とかしなきゃ」という思いが強くなり焦るのですが、そのときこそ、まずは同意もせず批判もせず、子どもの気持ちを聞いてあげましょう。
そうすると、子どもは心が軽くなり元気が出てきます。
親子、夫婦、友人、同僚など、いろんな場面で、聞くトレーニングに励みたいですね。