立命館大学での講演(その1-僕の歩んできた道)

今年も立命館大学で講演をしました。「教職実践演習」(4回生)を受講する約250名に、次のような話をしました。

タイトルは「人を育てる 自分を育てる」。

僕はこれまで、宗教、学校、心理と、異なる分野で働いてきました。子育てもしてきました。どれも教育的な仕事なのですが、「人を育てようとして、自分が育てられた」、「自分を育てると、人が育つ」のを実感してきました。

 

僕の歩んできた道

僕は小学生のときから精神的な生きづらさを抱えていました。医者になることを目指していたけど、勉強にやる気が出ず、2浪、挫折。カトリックの神父に進路を変更したけど、やる気が出ず。

こんな自分を変えたくてブラジルに移住。相当元気になったけど、再び行き詰まり、カウンセリングを受けて、自分を発見。結婚して神父を辞めることになり、日本で中高の教員としてスタート。

ところが、12年ぶりの帰国でカルチャーショックの連続。

授業では膨大な知識を詰め込まれ、好奇心の乏しい、体験が圧倒的に不足している子どもを前に、教員としてやっていくことに、とてつもない不安を感じました。

そのときから、参加型・体験型学習を実践しようと思いました。「自分で感じて、気づいて、考えて、語ってほしい」と思いました。いろんなワークショップに参加して、人に出会って、「生きる意欲」を高めてほしいと思いました。

今は、心理カウンセラーとして、生きづらさを感じている人に関わっています。

この後、「僕が大切にしてきたこと」を話しました。次回のブログで書きます。