1月10日、広島女学院大学の「キリスト教の時間」(1年生)に、「人は変われる」というタイトルで講演をしました。
僕は、小学生のころから、生きづらさを抱えていました。その様子を日記も読みながら伝えました。
長い間、自己肯定感が低く、何をやっても「自分はだめだ」と感じていました。
いろんなことをしましたが、周りからどんなにいい評価をもらっても、自分では「たいしたことない」と否定していました。
長い年月がかかって、ずっと僕を煩わしてきた「自己否定感」が消えました。
霧がぱっと晴れたように、自分のことが好きになりました。
世界が変わって見えました。
自分を肯定するために、何もする必要がなかったのです。
何もしなくても、自分に価値があると感じることができました。
自分の価値は、外から来るんじゃない、自分の中から湧き起こってくるものだったんです。
今、生きづらさを抱えている人の話を聞く仕事をしています。
カウンセリングを通して、人が変わるのを実感しています。
この仕事にとてもやりがいを感じています。
人は変われるという思いが、ますます強くなっています。
これまでの生きづらさは、今の仕事をするためのトレーニングだったことに気付きました。
このような話をしました。
講演を聴いた学生から次のような感想をいただきました。
☆人生の転機は何気ないところにあるのだなと思いました。変わりたいと思った時こそ、転機を逃さないで、自分の経験からつかんでいけるようにしたいと思いました。
☆自分から行動していくことが大切なのだと思った。
☆どんなに辛くても、失敗しても、生きて頑張っていれば必ず何かに巡りあえると感じた。
☆様々な出会いや出来事を経て、その時々から自分にとっての最適な解決を探してこられたのはすごい事だと思いました。私も時には思い切ることも必要なのだと思いました。
☆自分自身を理解し、自分を発見して変えていくことが大切だと思った。
☆行き詰った時は、もっと誰かを頼っていいのだなと思った。
☆自分のしんどさが、少しだけ解放されました。新しい年が、「希望の年」になるといいなと思いました。
☆カウンセリングのお仕事は自分を変える力があることを始めて知りました。