僕の中には、長い間、「自分はダメ」という思いがありました。
何をやっても、行き着くところは、いつも、
「自分はダメ」
まるで、心の中に「自分はダメ」というレッテルが貼られているようでした。
これを消したくて、結果を出そうとがんばりました。
でも、すぐに「自分はダメ」レッテルが現れました。
曲に例えると、歌詞は1番、2番、3番と展開しても、
繰り返しはいつも「ダメダメ」のメロディー。
人に褒められると「大したことないです」と否定していました。
ミスを指摘されるとショックを受け、
自分が否定されたような思いになっていました。
こんな自分を変えたくて、カウンセリングや講座を受けました。
すると、「しなければならない」という思いが強くて、
何をしても、心から楽しんでいないことに気づきました。
楽しめるようになるために、
毎日「楽しかったこと」を1つ書くことにしました。
自分の欲求に素直に従うようにしました。
そうすると、次第に、「楽しい」と感じる瞬間が増えてきました。
街中を歩いているとき、家族や友だちと話しているとき、
日々の小さな出来事の中に、満足感を味わえるようになりました。
そして、いつの間にか、僕の中から「ダメダメ」のメロディーが消えていました。
以前は、自分に〇〈マル〉をつけるために、特別な成果が必要でした。
それが、何もしなくても、「自分はOK」と思えるようになりました。
「自分はダメ」と思うのは、自分に✕〈バツ〉をつけることです。
自分で自分をけなすのは、とてもつらいことです。
自分に〇〈マル〉をつけると、心が軽くなります。
生きるのが楽しくなります。