子どもが学校に行けなかったり、仕事に行けなかったりすると
親はとても心配になります。
学校や支援機関に相談しても、
子どもの様子になかなか変化が見られない。
そんなとき、親にできるのは、信じて待つこと。
信じたら、うまくいくんですか?
うまくいくかどうかはわかりません。
うまくいくとわかっているから、信じるのではありません。
うまくいくことを願っても、たちまち、打つ手がない。
やれることはいろいろやったけど、状況が変わらない。
だから、信じて待つ。
信じることに賭けてみるのです。
信じないで不安や絶望感に襲われるより、
信じて心の平安を保つ方が、
子どもにとっても、親にとってもいいから。
信じるというのは親の行為ですが、
子どもからすると、信じてもらうこと。
信じてもらうと、元気が出ます。
信じてもらっていることが、大きな力になります。
親が心配し過ぎると、
子どもは、信じてもらっていないと感じます。
自分には力がないと感じます。
信じてもらっていると感じると、
自分はやれるんだという気持ちになります。
「信じて待つ」というのは、「何もしない」ことではなく、
「お父さん、お母さんはあなたのことを信じているよ」
というメッセージを発すること。
信じることには、とても大きな力があります。