私たちは毎日、いろんな感情を持ちます。
プラスの感情は
好き、楽しい、うれしい、おもしろい、ありがたい、気持ちいい、幸せ、誇らしい、ラッキー……。
マイナスの感情は
嫌だ、情けない、恥ずかしい、寂しい、腹立つ、悔しい、退屈、面白くない、悲しい、ついてない……。
感情について尋ねると、「マイナスは分かるけど、プラスがよく分からない」と言う人がいます。
こういう人は吸い取り紙に例えると、マイナスの感情はさっと染み込むけど、プラスは弾かれてしまいす。
人にやさしくしてもらった時、素直に喜べません。
「どうしてこの人は私にやさしくするの?」と疑問を抱いたり、「私はやさしくされる価値がない」と自分を卑下します。
人はプラスの感情を味わうことで元気がでます。
食べ物をよく味わって食べると満足しますが、急いで食べたり他ごとを考えながら食べていると、味わうことができません。
心のエネルギーは、プラスの感情を味わうときに満たされ、マイナスを味わう時に消耗します。
プラスを味わえないと、消耗するばかりで、元気がなくなります。
子供の時につらい気持ちになることが多いと、マイナスの感情に敏感で、プラスの感情に鈍感になります。
楽しい気持ちをいっぱい味わうと、心の中に「プラスの感情の部屋」ができます。
つらい感情が多いと、「マイナスの感情の部屋」はしっかりできるけど、プラスの感情を収める部屋ができません。
そういう人はどうしたらいいのでしょう?
少しでも楽しいと感じる経験を増やすことで、プラスの部屋が拡充されます。
そうすると、プラスの感情が以前よりも味わえるようになってきます。