人の話をうまく聞けないときに起きていること

「私の話を聞かない」と妻に言われて、
相談に来られる方がおられます。

最初は「相手の話を聞いていない」という自覚はありませんが、
次第に、自分のコミュニケーションのやり方に問題があることに気づきます。

話を聞けない人には、主に3つの癖があるようです。

1.「こうしたらいい」とアドバイスをしたくなる
相手が困っている話を聞くと、「どうしよう」と不安になったり、「なんとかしなくちゃ」と焦ったりして、解決策を考えて伝えます。

がっかりしたり、腹立たしかったり、恥ずかしかったりした気持ちを話したいときに、
アドバイスされると、「分かってもらえない」という気持ちになります。

まずは、
「腹が立ったね」
「がっかりしたね」
「恥ずかしかったね」
と返すことが大切です。

2.「それは違う」と相手の考えを正そうとする 
すぐに意見を言われると、否定されたように感じます。

話を聞いて「違う」と思っても、それはあくまで自分の考えに基づいています。
しっかり聞いてみないと、相手が何を言いたいのかはよく分かりません。

3.「そうだ」と賛同したくなる 
このタイプの人は、話を聞いて「わかる、わかる」「そうだよね」と言います。

そして、自分が経験したことや知っていることを話し始めます。
そうすると相手は、自分の話を奪われたような気持ちになります。

相手の話を聞いて、納得したり、賛同したり、反論したり、提案したりしているのですが、それはあくまで自分の経験や知識に基づいて判断しています。

「分かったつもり」になっているけれど、実際には分かっていません。どんなに親しい関係でも、相手の話を100%理解することはできません。

何を言いたいんだろう?
どうしてこう言うんだろう?
どんな気持ちや考えで、こう言っているんだろう?

そんな疑問をもちながら、
「もっと聞いてみたい」と興味をもって話を聞くと、
相手は「聞いてもらえた」と感じます。