カウンセリングで人は変われるのでしょうか。
そう疑問に思う方は少なくありません。
一人の女性が、カウンセリングを終えるとき、
自身の変化について次のように語ってくれました。
「ここに来たとき、いろんな問題がこんがらがっていました。
初めは、先生が解決策を出してくれるのかなと思っていましたが、そうではありませんでした。
私の話を否定せずに聞いてくださり、話すうちに、自分の中にある原点や問題に気づくことができました。
自分自身の思考の癖にも気づくことができました。
以前の私は、意見を強く言う人がいると、違うと思っても言い返せませんでした。
理解しよう、受け入れようとして、人の意見を聞きすぎていました。
卑屈でした。
自分の思いではないところで動いていました。
『良い人に思われたい、みんなの期待に応えたい、母に褒められたい』というのが原点です。
家でも職場でも、『違うんじゃない?』と、少しずつ言えるようになりました。
相手は変わっていないのですが、自分の心持ちが変わりました。
何に困っているのかを書き出して、自分の傾向を把握できるようになりました。
いろんなことを、冷静に距離を置いて見られるようになりました。
カウンセリングを受けて、本当に良かったと思っています」
この女性は、約3年間カウンセリングを継続され、
ご自身の変化を実感されました。

「カウンセリングで人は変わるのか」
この問いに対して、はっきり言えることがあります。
変化は起きます。
ただし、その変化は、
誰かが外から与えてくれるものではありません。
カウンセリングでは、
抱えている問題について、どこで、どのように困っているのかを話していきます。
その中で、自分の思考や感情、行動の癖に気づいていきます。
そして、その気づきをもとに、
家庭や職場での考え方や行動を少しずつ変えていきます。
この
「カウンセリングでの気づき」と「日常での実践」
を繰り返すことで、変化が生まれていきます。
音楽やスポーツと同じように、
変化のスピードや大きさには個人差があります。
ですが、取り組み続けることで、
以前よりも楽に、そして楽しく生きられるようになっていきます。


