勉強しない、ゲームばかりやっている、朝起きない・・・。
こんなとき子どもにあれこれ言い過ぎてしまいます。
反抗されるのを怖れて何も言えなこともあります。
親としてどのように関わればいいのでしょうか。
ついつい、できていないことに目を向けがちですが、「主体性」を育てる関わり方を大切にしたいです。
そのために最も効果的な方法は、話をしっかり聴くことです。
すぐに意見や指示、助言などをせずに、黙って子どもの言葉に耳を傾ける。
納得できないことがあっても、すぐに反論しない。
子どもが伝えたい思いを「そのまま」理解しようとする。
親の価値観を横に置いて、肯定も否定もせずに聞くのです。
そうすると子どもは「わかってもらえた」と感じます。

大人になって「主体性」が十分育っていないと、自分の気持ちや考えに確信をもてません。
自分で判断して行動することができず、誰かに承認してもらいたくなります。
これが依存です。
自分の話を親など身近な人にしっかり聞いてもらった経験が、「主体性」の土台になります。
子供が問題を抱えているとき、不安になってついあれこれ言いたくなりますが、その時こそ聞くことが大切です。
これは遠回りのようで、確実な道です。


