「性格が違いすぎるんです」
これを夫婦関係がうまくいかない理由に挙げる人がいます。
ところが、性格はかなり違っているのに、仲良く暮らしているカップルがいます。
外国で生活するときに自分の好みや考えを基にして、現地の生活に批判的になる人がいます。
こういう人はその国の良さを感じとることができません。
自分の感じ方や見方に囚われないで、現地の生活を受け入れる人は、その国に馴染むことができます。
結婚も異文化体験です。
相手は、育った環境、性格、好み、能力、すべてにおいて自分と違うことだらけ。
自分と比較すると、とても受け入れられなくなります。
異文化として相手の世界に興味を持つと、「こんな好みや考え方があるんだ」と驚きや発見が生まれます。

長年連れ添って、ぶつかりながら「いい関係」を築けているカップルは、お互いが相手を尊重しています。
自分と似ている人は受け入れやすいです。
自分と違う人、最初は違和感を、ときには嫌悪感すら感じた人と共存できるようになると、自分の世界がぐっと広がります。
このことは夫婦関係だけでなく、あらゆる人間関係で言えることだと思います。