「人に頼れるようになりたい」。
このように思っている人が大勢おられます。
Aさんは「困った時に人に相談したり助けてもらうのが難しい」と話します。
「こんなことを聞いたり頼んだりするのは、相手に迷惑じゃないか」と思って、1人で何とかしようとして、時間がどんどん過ぎていきます。
困った時にすぐに人に相談したり助けを求めたりする人もいます。
こういう人は、分からないことを「知りたい」、困っている事を「解決したい」ので人に頼るのは当然と思っています。
相談された人は信頼されるのがうれしくて、なんとかしようという気持ちになります。
Bさんは「相手の欠点が見えると、信頼できなくなり離れたくなる」と話します。
人には長所と欠点があるのですが、「理想」に反したところがあると信頼できなくなります。
人に対して「不利益を被る」という警戒心をもっているので、欠点を見つけると脅威を感じるようです。
子供の頃から身近な人に頼ったり助けてもらう経験をした人は、人を信頼しやすくなります。
逆に、気軽に頼れなかった人は頼ることに抵抗を感じます。

困っていることを勇気を出して相手に伝えて、頼る機会を増やしていけるといいですね。
そうすることで、信頼感が少しずつ増していきます。