付き合っている相手から突然「気持ちが冷めた。別れよう」と告げられて、困惑する人がいます。
理由を聞いても何も答えてもらえず、関係を修復しようとしても「もう無理」の一点張り。
好き合って結婚したのに、1年も経たないうちに、「気持ちがなくなった」という理由で離婚するカップルもいます。
気持ちは熱しやすく冷めやすいものです。
「好き」という感情が、ずっと続くことはありません。
男女の繋がりは気持ちに偏りすぎていると、気持ちが冷めたとき切れます。
水を沸騰させても、そのままにしておくと温度は下がります。
温度はそんなに高くなくても保温がしっかりしていると、簡単に冷めません。
恋愛感情は自分の理想を相手に映し出していることが多いです。
相手の実像が見えなくなります。
熱が冷めた時、投映していた理想像は消えて、残るのは「ありのままの相手」。
あまりのギャップに驚きます。
一人一人、考え方、感じ方、行動の仕方が違います。
「自分と違う」相手とぶつかりながら、自己理解と他者理解を深めていき、お互いの世界が広がっていきます。
これは近い距離を生きるからこそ経験できることです。
男女は時間をかけることで、恋愛感情を超えた関係に到達することができます。