5年前にスキーを始めました。道具を揃えてレッスンを受けるうちに、すっかりはまりました。シーズンオフはインラインスケートでトレーニングをしています。僕の運動能力や年齢を考えると、短期間でかなり上達したと喜んでいました。
ところが、2年前にスキーで転倒して、足の靱帯を損傷しました。
リハビリをするなかで、いろんな関節や筋肉の動きがかなり悪いことがわかりました。それ以来、可動性や柔軟性を高めるトレーニングを続けています。
そのなかで、「運動のパフォーマンス・ピラミッド」という言葉を知りました。
「運動技術を上達させるためには基礎力が必要」という考え方です。
ピラミッドの基盤にあるのは、可動性と柔軟性。
中間にあるのはパワー、持久力、スピード。
頂点にあるのが技術。
可動性や柔軟性ないと、どんなに技術を磨こうとしても伸びない。ケガが起こりやすいのです。
人間関係についても同じことが言えると思います。
「人間関係のパフォーマンス・ピラミッド」です。
人間関係がスムーズになるためには、コミュニケーション力が必要です。聴く力と話す力です。
それを支えているのが、自己肯定感や信頼感。
人間関係においても、自己肯定感や信頼感、コミュニケーション力が不足していると、人と衝突したり孤立しやすくなります。人が怖くなります。
身体の可動性や柔軟性が向上させるためには、トレーニングが必要です。
自己肯定感やコミュニケーション力を高めるためには、心理カウンセリングなど、心のトレーニングを受ける必要があります。
コミュニケーションがうまくいかないのは、感じ方や考え方、行動の仕方に癖があるからです。
カウンセリングを通して、この癖に気づくことで、夫や妻、子ども、職場の同僚、友人などとの人間関係が修正され、ずいぶん生きやすくなります。